A/B テストで不安を払拭し、コンバージョン数を 47% 増加させた Techouse

「時代の課題を、事業で解決する」を事業方針として掲げ、さまざまな社会課題と向き合い、それらを解決するための事業やサービスを開発し続けている  Techouse。人材採用のためのフルオーダー型 DX クラウドシステム「クラウドハウス採用」や、求人プラットフォーム「ジョブハウス工場」など、自社開発のサービスを展開しています。

Techouse が提供する「ジョブハウス工場」は、工場や製造業に特化した求人プラットホーム。その求人掲載数は、業界トップクラスを誇ります。同社では、ジョブハウス工場の求人応募数最大化を目標とし、従来展開しているテレビ CMや検索広告、動画アクションキャンペーン（ VAC ）とあわせて運用できる、新たな施策を探していました。

そこで注目したのが、 Google の AI を活用したキャンペーン、P-MAX です。P-MAX を用いれば、1 つのキャンペーン内で YouTube、ディスプレイ、検索、Discover、Gmail、マップなど、多彩なチャネルへの広告表示が可能になり、コンバージョンが見込めるユーザーにより多くリーチでき、今後のトレンド予測が難しい状況でもユーザーに的確にアプローチできます。

ただし、当初は既存の検索キャンペーンと競合してしまうのでは、という懸念が拭えず、導入を前に二の足を踏んでいました。

P-MAX 導入の検討を進める上で Google の担当者ともミーティングを重ねつつ、同社は P-MAX のテスト機能を活用した A/B テストを 5 週間実施しました。テスト期間中は、管理画面上のクリエイティブの効果を確認しながら、随時広告素材の追加・更新を続けました。

すると、比較的早い段階で、CPA が上がることなく全体の応募数が増加したことを確認できました。しっかりと事前に新施策の効果の検証を行うことで、当初抱いていた懸念を払拭。本導入へとスムーズに移行することに成功しました。

5 週間の A/B テストの結果、コンバージョン数は 13% の増加、CPA も3% の削減に成功。この結果を持って P-MAX の本導入へと移行したところ、前年同時期と比較してコンバージョン数は 47% の増加と、大幅な改善に成功しました。あわせて、アカウント全体の平均と比較して、 コンバージョンの単価も 17% の削減に成功しました。

「通常、新しい施策をスタートさせる時は、結果が出るまでに時間がかかることも多いのですが、今回の P-MAX は想定以上に早い段階で効果が見られましたね」と、ご担当の中村様も施策の手応えを感じておられました。

「当初は、どのような施策を選ぶべきか悩んでいましたが、A/B テストの実施はもちろん、アセットの改善やベストプラクティスをご提案いただいたことで、成果を出すための最適な打ち手を実践できたと感じています」と中村様はおっしゃいます。

また、「ディスプレイ広告や動画広告の改善が見られてきたことは、顕在層だけでなく潜在層にもアプローチできている示唆だと感じています。今後も、ユーザーが求めるクリエイティブを展開していきたいと考えていますので、それが可能な新しい施策には積極的にチャレンジしていきたいですね」と、今後の展望についても語ってくださいました。